下腹のたるみを楽して取る方法

骨盤の広がりと下腹のたるみ

 

 

産後太りの大きな原因の一つが骨盤の矯正不足です。妊娠期間中は重い赤ちゃんを体の前面で長期間支え、授乳期には母乳を蓄えた乳房の重みなどのせいで腰を反らすような姿勢の癖がつき、それが骨盤のゆがみや緩みにつながる人が多いようです。

 

 

背骨は強いカーブのS字で全体のバランスを取るため、背筋が強くなり骨盤が開くことで大腰筋が伸びて内臓が下がりやすくなります。

 

 

出産後、そのまま強いS字の姿勢を続けてしまうと、腹筋と背筋のバランスが悪くなり、腹筋が足りないことで下腹部に脂肪が付きやすくなります。また、常に背筋が緊張しているため腰痛の原因にもなるのです。

 

 

骨盤は妊娠の経過とともに徐々に緩んでいき、出産後は元に戻ることはありません。このため、外からの力を加えて元の位置に直してあげる必要があります。骨盤が緩んだままだと内臓が骨盤の中に入り込み、広がった状態で安定してしまいます。骨盤に脂肪が付くため、下腹が出たり、お尻が横に広がったようになります。

 

 

骨盤の広がりをチェックするには、何も意識せずに仰向けに寝てみて下さい。その時に、つま先が90度以上開いている人は骨盤が広がっています。広がった骨盤を改善するには、両足の親指をヘアゴムで二重に縛り、仰向けに寝て腰に座布団を入れます。下腹を手で強く押してお腹を思いっきりへこませ、口から息を4秒吐きます。最後の一息は鼻からフンっと勢いよく吐き出すようにします。